柏市民合唱団・柏シティコーラス・柏シティシンガーズ




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 千葉県柏市にある【柏市民合唱団】は
 柏市認定オフィシャル市民公益活動団体です。

柏市民新聞 2015/10/23記事
コラム『 あけぼの 』執筆記事
『 未来を見つめる柏市民合唱団 』
岡本國寛

柏市民新聞記事

先日、柏市民文化会館大ホールにて
演奏会を行い御来場頂きました皆様より
『ただただ、驚愕!』
『たった13人の第九が大音量で響き渡っていた!』

との感動、感激のお言葉を沢山頂戴しました。

平成26年6月、私が就任したばかりは
アミュゼ柏400席でさえ聴こえない
『市内で最も下手な合唱団』
という不名誉な評価でした。

それから上達すべく本格的な発声指導を行い
ミの音すら出なかった団員が遥か上のラの音を
2か月で楽に出せるようになると、歌が大好きで
やる気に満ち溢れ、他人を思いやり偉ぶる者がない
『理想の合唱団』に1年で生まれ変われました。

合唱団が向上するには2つの要素が必要です。
1つはやる気に満ち溢れた合唱団
2つ目はその希望に応える確固たる技術を持った
情熱溢れる指導者です。

私が個人レッスンで教えている中には
合唱団からプロの道に進んだ者
20倍以上の倍率で僅か5名しか合格しない
超難関の新国立劇場オペラ歌手研修所
今年1名合格した音大大学院生など
各々進む道を決め邁進しています

そのレッスンと全く同じ専門的な内容を
楽しく優しく分かり易くして合唱団のみなさんに
行えるかが、進化の過程に重要です。
そこに指導を受ける人の想いが大きく関わります。
今回の成長は団員みなさんと
私の強い思いが成しえたものと信じます。

合唱団の存在意義とは、
正しい発声方法を会得することにより
健康な身体を手に入れ、
歌う喜び、楽しさ、感動を味わい
演奏会を通じて世の中に潤いと
感動する機会を提供する事と考えます
すると、合唱団という場が毎週楽しく
生き甲斐となる場になるのです。

プロの指導者の存在意義とは
初心者にも分かり易く短期間(3か月?半年)で
歌えるようになり
歌う喜びや感動、生き甲斐まで
感じて貰えるようにすることです。

柏市民合唱団はこれからも感動と喜び
生き甲斐となる『理想の合唱団』を目標に掲げ
更に上を目指して指導者と団員共に
邁進していきます。


岡本國寛(柏市民合唱団指導者)


創立60周年を迎える記念すべき2017年

角松
角松

『響きで歌う本物の合唱団を目指そう!』

『合唱』とはクラシック音楽の分野では、
歌唱と言うジャンルの『楽器』である『歌手』
の集合体の事を指します。
楽器で言えば複数の楽器が集まる
アンサンブルやオーケストラと同義です

正しい発声『歌唱』とは、
声帯という2本の繊細な筋肉から
弦の振動により発せられる音を、
気道、口腔、鼻腔内に響かせ増幅し、
発音と共に発声されるものです。
その仕組みは弦楽器に似ています。
楽器はその製作過程に於いて、
共鳴と音量を計算して造られ、
世の中に送り出されています。

さて、人の声の集合体
『合唱』の場合はどうでしょうか?

一人では音量が足りないから、
たくさんの人が集まったものが
『合唱』なのでしょうか?

響きを計算されて造られた楽器は、
小さなヴァイオリン一挺でも音量は充分、
ホールの隅々まで響き渡ります。
人の声も【響き】のある声を作り上げれば
一人でも大ホールを満たす歌唱が可能です。

楽器のソロ演奏を数百名の小ホールや
二千人程度の大ホールで聴いたとして
音量が極端に聴こえないと言う経験は
まず無いでしょう。

合唱では、30名、40名もいるにも関わらず、
音量が物足りない演奏によく遭遇します。

合唱にとって一番身近な楽器、ピアノ。
小ホールと大ホールで同じ楽器を使っている
ホールは多いです。
しかし、小ホールと大ホールで
それほど音量の違いを感じるでしょうか?

これらは単純に、『音量』では無く、
『響き』のある音が発せられているかどうか
の違いなのです。

『響鳴』を計算され造られている楽器は、
大きな音を出している訳ではありません。
同じ音量で演奏しても
小ホールでうるさく感じる事は無く、
大ホールで小さく感じる事はありません。
響きの無いただの大きな音は、
小さな空間ではうるさく、
大きな空間では小さく聴こえます。

これがいわゆる喉声という事になります。

世界の言語を大きく有名な言語で
ざっくりと分類した場合、
ほぼ、日本人とドイツ人だけが
喉を絞めて独特の言語を発声しています。
本来、発声する器官の存在しない場所、
日本語を喋る喉の部分で歌う
『非常に特殊な発声』が喉声です。

英語やラテン語圏の発音は喉が開いていて、
流れるようにまるで歌うように発声されます。
日本人は喉を使わずに発声訓練を行う事
これこそが正しい発声への第一歩です。

喉声とは、管楽器で言えば、
マウスピース=声帯で発声した音を
管=喉を細くしたり長くしたりして
音程を作っているような状態です。
管楽器のような喉声発声では、
高い音は喉を細く絞って出さねばならず、
高音を柔らかく出す事が出来ません。
その為に高音は【裏声】でごまかすという
プロでは全く通用しない独自の
アマチュア特有の発声が蔓延しています。

不完全な音の発声体がいくつ集まっても、
まともなハーモニー(合唱)にはなりません。
一人一人発声訓練=楽器造りの過程を経た
歌手と言う【楽器】になる必要があります。

どんなに表現したい、伝えたい、気持ちも、
音が客席に届かなければ無意味です。
声を響かせるということは、最小限の労力で
最大限の効果をもたらすものです。

【歌唱に力は必要ありません】

声帯が発した音を邪魔すること無く、
身体の中の共鳴腔に響かせて増幅し、
大きな空間の空気を振動させる事によって
ホールの隅々まで送り届ける、
楽器となって歌唱を客席に届けるのです。

【喉に力は必要ありません】

喉が痛くなるのは力を入れる必要の無い
歌唱とは関係の無い場所に力を入れ、
『共鳴腔』を狭くして音にしている、
管楽器のような唱法、これが喉声です。
日本人は普通に発声すると喉声になります。

【最後に、音に高低はありません】

音を五線譜に記載する関係上、
高い音は上に、低い音は下にと、
五線譜の視覚上、記譜上、
高い低いというイメージがありますが、
音の高低は声帯の振動数で決まるもの、
音に高い、低いという高低はありません。

しかし一般的に高音は何となく高い方、
低音は何となく低い方を狙って発声します。
これでは、大きく分けて、
頑張って高い方を狙う【高音域】
何も考えずに楽に発声する【中音域】
低い音を出そうと狙う【低音域】と
狙う音の高さによって、
音のポジション=共鳴点が変わってしまい、
発声がその度に変わり、
声の音色も変わってしまいます。

低い音から高い音まで、
常に同じ共鳴点で発声する事により、
音の音色は全音域に渡って統一されます。
完成された楽器とは響きを持って、
高い音から低い音まで
均一の音色に統一されたものを言います。
歌唱芸術の歌手=合唱団員も同じです。

言葉に音を付けて『歌う』のではなく、
楽譜の音符を響かせて音楽を演奏し、
その音楽に歌詞を付けて客席へ届ける、
これこそ正しい発声による歌唱芸術であり
その歌手の集合体が合唱です。

『歌には心が大切です。
しかし、心を表現するにはテクニックが必要です。』

歌いたいように歌いたくとも、
楽譜に書かれた高音が出ない、
これでは歌いたいようには歌えません・・・

と、大変難しいことを書きましたが、
正しい発声という高い目標へ向かって
今年も楽しく、高い志と向上心を持って、
現在の理想的な合唱団を大きく育て上げ、
発展させる年となる事を願っています。

【2015年1月9日発行、
 団内誌『ハーモニー』掲載、
指導者挨拶より改訂し掲載】

2017年1月22日

柏市民合唱団
柏シティコーラス・柏シティシンガーズ
指導者:岡本國寛

【希望満ち溢れる輝かしい2016年】

謹んで新年の御挨拶を申し上げます。

昨年、私達は素晴らしい歌唱により
演奏会を大成功に導く事が出来ました。

演奏会の成功とは観客の多寡では無く、
当日、演奏を聴きに足を運んで頂いた方々、
たとえ、それが一人で入ろうとも、
当団の演奏を聴きに来て頂いた皆様に、
最高の歌唱と、歌を通じて感動を届け、
社会的に貢献を行う活動をする事、
これこそがアマチュア合唱団の使命です。

ただ人を集め、振りを付けお笑いの演奏会、
皆さん好意的に捉えてくれるでしょうが、
これは本来、誰も求めてはいないものです。

合唱団は歌を聴かせねば意味がありません。

しかしただ堅苦しく偉そうに歌うのでは無く
観客の皆様に歌の意味を作曲者の意図通り
言葉一つ一つ心を込め、丁寧に伝える
これが出来た時に人々は感動し、
初めて合唱というものが楽しいものである
という事に気付くのです。
その上で振りを付け試みを行ったなら
お客様の感動は何倍にも膨れ上がるでしょう

アマチュア合唱団の使命とは、
『歌というものは素晴らしく、真剣にやる
価値のある、楽しいものなんだという事に、
たくさんの人々に感動を通じ気付いて貰う』
これが出来て初めて【社会的に貢献をした】
と言えるでしょう。

柏市民合唱団は歌を通じて人々に生きる意義
喜び、歌の素晴らしさ、人生の素晴らしさを
感動を持って届ける
そんな合唱団を目標とする事を宣言し、
【希望満ち溢れる輝かしい2016年】
新年の御挨拶とさせて頂きます。

2016年1月1日 元旦

柏市民合唱団
柏シティコーラス
柏シティシンガーズ 指導者
岡本國寛

岡本國寛さんがFacebookの写真をシェアしました。
合唱指導をやり始めたきっかけは正にこれ。

どこの合唱団にエキストラで行っても
素人相手に怒鳴ってるような指導者ばかり。

仕舞いには
「本番では誰々さんは声を出さないように」
だからね。
いったい、誰の為の合唱団なんだろうね?
合唱指導で怒鳴ったり怒ったことは
一度も無いんだけど。
(指導以外のくだらない揉め事など
 合唱と関係ない事では半年我慢してから
 しょうがなく怒った事はありますが)
それでもきちんと指導すれば
どんな合唱団でも短期で上手くなる。
うちの柏市民合唱団も柏で一番下手と言われていたけど
いまや見違えるように上手くなったしね。
団員のやる気と指導力、これに尽きる。

合唱団は楽しくなければやる意味が無い。

ブロじゃないんだし、仕事でも無いんだから。

と、思わず、これ見て直情的に書いてしまったな(反省)
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日本中、何百というチームを見てきたけど、
子供達を怒鳴り散らしている指導者ばかり。

怒鳴らないと理解してもらえないほど、
私には指導力がないんですと、
周りに言っているようなもんだよね。


そんなことも、わからないのかね?

恥ずかしいというか、あまりにもひどすぎるよね。
そりゃぁ、叱らなければいけない時もあるよ。
でも、試合中、練習中、
最初から最後まで、怒鳴ることないよね。

その情熱は、素晴らしいと思うんだけど、
方向が間違っているよね。
それだけ情熱があるのなら、
もっと勉強して知識を身につけるべきだよね。

もっと怖いのが、知識はあるけど、
その知識を間違って使っている指導者だよね。

どちらのタイプの指導者にも、
他人の大切な子供を預かるんだから、
最低限の知識を身につけ、知識があるのであれば、
正しい方向に使ってほしいよね。

このことを、声を大にして、お願いしたいし、
そろそろ「気が付いて」ほしいね。

自分に甘くそして、優しく、
子供達に厳しい指導者は要らないですよ。


たばこを吸いながら、
ミーティングをするのは止めて下さいよ。
練習中に、煙草すら我慢できない弱い人に、
何が指導できるんですか?

昼食に、ビールなど、アルコールを飲んで練習するの
よくないですよ。
夜まで、アルコールを我慢できない自分に甘い人が、
子供達に何を指導するんですか?
不思議ですよね?
子供達を指導する前に、
誰かに指導してもらってください。

桑田真澄

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